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重複写真検索だけでは足りない理由|本当に探したいのは「同じ画像」ではなく「使える画像」

重複写真検索アプリは便利ですが、制作現場ではそれだけでは解決できない課題があります。解像度違い、加工済み画像、案件フォルダに散らばった画像など、実務で起こる画像検索の問題を解説します。

重複写真類似画像検索画像管理素材管理画像検索

画像管理でよく使われる機能に、重複写真検索があります。

同じ画像が複数ある場合に、それらを検出して整理する機能です。

これは非常に便利です。

しかし、制作現場で画像を扱っていると、重複写真検索だけでは解決できない問題があります。

なぜなら、本当に困るのは「同じ画像があること」ではなく、

必要な画像が、どこにあるか分からないこと

だからです。

重複検索は「全部を調べる」発想

多くの重複検索アプリは、指定したフォルダやライブラリ全体をスキャンします。

そして、同じ画像や似た画像をまとめて表示します。

この方法は、写真ライブラリ全体を整理したい場合には有効です。

しかし、制作中に起きる困りごとは少し違います。

例えば、

この写真の高解像度版はどこにある?

この画像、前にも似たものを作った気がする。

このサムネイルの元画像を探したい。

こういう場面では、全体の重複一覧を見たいわけではありません。

今見ている1枚を起点に、関連する画像をすぐ探したいのです。

制作現場では画像が増殖する

画像は、一度作ったら終わりではありません。

制作に使っていると、同じ画像から複数のバリエーションが生まれます。

例えば、

original.jpg
 ├ print.jpg
 ├ web.jpg
 ├ thumbnail.jpg
 ├ cropped.jpg
 └ sns.jpg

印刷用には高解像度。

Web用には軽量化。

サムネイル用にはトリミング。

SNS用には別サイズ。

このように、用途ごとに画像が増えていきます。

問題は「重複」ではなく「派生」

これらの画像は、完全な重複ではありません。

解像度が違う。

サイズが違う。

トリミングが違う。

色味を少し調整している。

ファイル形式が違う。

つまり、厳密には別ファイルです。

しかし人間の感覚では、

同じ元画像から作ったもの

です。

ここが重要です。

制作現場で探したいのは、完全一致の重複ではなく、同じ画像から派生したファイル群です。

案件フォルダに散らばる問題

さらに厄介なのは、画像が案件ごとのフォルダに分散することです。

例えば、

Client_A
 └ web
     └ images

Client_B
 └ print
     └ images

Client_C
 └ proposal
     └ images

このように、同じ画像や似た画像が別案件のフォルダに保存されることがあります。

すると後から、

あの高解像度版はどの案件フォルダに入れたっけ?

という問題が起こります。

ファイル名を覚えていれば探せます。

しかし実際には、覚えていないことの方が多いでしょう。

また同じ画像を作ってしまう

元画像が見つからないと、同じような画像をもう一度作ることになります。

Web用にリサイズする。

サムネイルを作る。

トリミングする。

圧縮する。

本来はすでに作ってあるのに、見つからないために再作成してしまう。

これは小さな無駄に見えますが、制作現場では積み重なります。

「この画像から探す」が必要だった

そこで重要になるのが、

参照画像から探す

という考え方です。

ファイル名で探すのではありません。

フォルダ名で探すのでもありません。

今見ている画像を手掛かりにして、似ている画像や関連する画像を探します。

例えば、

  • このサムネイルの元画像を探す
  • この画像の高解像度版を探す
  • この写真に似た別カットを探す
  • このデザインに近い参考画像を探す

といった使い方です。

重複削除ではなく、再利用のための検索

重複検索は、多くの場合「削除」を目的にしています。

同じファイルを見つけて、不要なものを消す。

もちろん、それは大切です。

しかし制作現場で本当に必要なのは、削除ではなく再利用です。

過去に作った画像を見つける。

元画像を見つける。

高解像度版を見つける。

似た構図の写真を見つける。

つまり、画像を資産として活用するための検索です。

画像管理は「整理」から「検索」へ

これまでは、画像管理というとフォルダ整理が中心でした。

しかし画像の数が増え、用途ごとの派生ファイルが増えると、整理だけでは追いつきません。

重要なのは、

必要な画像を必要なときに見つけられること

です。

そのためには、ファイル名やフォルダ名だけでなく、画像そのものを手掛かりに検索できる仕組みが必要になります。

まとめ

重複写真検索は便利です。

しかし、制作現場の課題をすべて解決できるわけではありません。

実務で困るのは、

  • 元画像が見つからない
  • 高解像度版が見つからない
  • 似た画像をまた作ってしまう
  • 案件フォルダに画像が散らばる
  • サムネイルから元画像をたどれない

といった問題です。

これは単なる重複整理ではなく、画像の再利用に関わる課題です。

これからの画像管理では、

「同じ画像を消す」だけでなく、

「使える画像をすぐ見つける」

という視点が重要になるでしょう。


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