制作時間を奪っているのはPhotoshopではなく検索かもしれない
デザイン制作やWeb制作、映像編集では作業時間ばかりが注目されます。しかし実際には『探す時間』が大きなコストになっていることがあります。
制作の仕事をしていると、
時間がかかる作業はだいたい分かっています。
例えば、
- Photoshopでのデザイン制作
- Premiere Proでの動画編集
- Webサイトのコーディング
- 写真のレタッチ
などです。
これらは目に見える作業です。
だから見積もれます。
しかし、制作現場にはあまり見積もられない時間があります。
それが、
探す時間
です。
作業時間は把握している
例えば、
バナー制作に2時間。
レタッチに1時間。
動画編集に4時間。
こうした時間は比較的把握しやすいものです。
なぜなら、
実際に手を動かしているからです。
進捗も見えます。
成果物も見えます。
探している時間は見えにくい
一方で、
こんな経験はないでしょうか。
あの写真どこだっけ?
前に作ったバナー使えそうだな。
高解像度版あったはずなんだけど。
そして、
フォルダを開き始めます。
10分のつもりが1時間
最初は簡単に見つかると思っています。
しかし、
見つからない。
別のフォルダを見る。
さらに別のフォルダを見る。
気付けば30分。
1時間。
場合によっては半日。
こうした時間は、
制作時間として認識されにくいのが特徴です。
「作る」より「探す」が長いこともある
これは意外かもしれません。
しかし実務では、
実際に加工する時間より、
素材を探している時間の方が長いことがあります。
例えば、
Web用画像の書き出し自体は数分です。
しかし、
元画像を探すのに1時間かかる。
そうなると、
本当に時間を使っているのは書き出しではありません。
検索です。
データは増え続ける
昔は保存容量が限られていました。
だから不要なものは削除していました。
しかし今は違います。
ストレージは安くなりました。
写真も動画も保存し続けます。
その結果、
探す対象だけが増えていきます。
制作現場は再利用の連続
制作の仕事は、
ゼロから作ることばかりではありません。
むしろ、
過去の資産を活用することが多い。
- 過去のデザイン
- 過去の写真
- 過去の動画素材
- 過去の参考資料
これらを再利用することで効率が上がります。
しかし見つからなければ再利用できません。
探せない資産は存在しないのと同じ
極端な話、
10TBの素材を持っていても、
必要な時に見つからなければ使えません。
それは実質的には存在していないのと同じです。
持っていることと、
活用できることは違います。
なぜ生産性ツールは検索を重視するのか
近年、
様々な生産性ツールが検索機能を強化しています。
これは偶然ではありません。
情報量が増えるほど、
入力や作成よりも、
検索の重要性が高くなるからです。
画像検索アプリを作っていて感じたこと
SeekShotを作り始めた頃、
私は画像検索を便利にしたいと考えていました。
しかし開発を進めるうちに、
本当に解決したかったのは検索そのものではないことに気付きました。
解決したかったのは、
探す時間でした。
元画像を探す。
高解像度版を探す。
参考画像を探す。
その時間を減らしたかったのです。
生産性とは何か
生産性というと、
作業スピードを思い浮かべることが多いでしょう。
しかし、
生産性は作業速度だけではありません。
不要な時間を減らすことも生産性です。
そして制作現場では、
その不要な時間の多くが検索に隠れているのかもしれません。
まとめ
制作時間を奪っているのは、
必ずしもPhotoshopやPremiereではありません。
本当は、
探す時間なのかもしれません。
そしてデータが増えるほど、
その傾向は強くなります。
これからの制作環境では、
作業を効率化するだけでなく、
検索を効率化することも重要になっていくでしょう。
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SeekShotのご紹介
SeekShot は、意味検索・類似画像検索・顔検索を組み合わせた Mac 向け画像検索アプリです。
ファイル名や保存場所を思い出すための時間ではなく、本来の制作に時間を使える環境を目指して開発しています。